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7.予防接種の対象となる病気とワクチン・副反応

★麻しん(はしか)とは
 麻しんウイルスの飛沫感染によって起こる病気です。
感染力が強く、一生のうちに一度は必ずかかる重い病気です。
発熱、せき、鼻汁、めやに、発しんを主症状とします。
最初3〜4日間は38度前後の熱で、一時おさまりかけたと思うとまた39〜40度の高熱と発しんが出てきます。
高熱が3〜4日で解熱し、次第に発しんも消失します。
しばらく色素沈着が残ります。

 主な合併症としては、気管支炎、肺炎、中耳炎、脳炎があります。
患者100人中、中耳炎は7〜9人、肺炎は1〜6人に合併します。
脳炎は2,000〜3,000人に1人の割合で発生がみられます。
また、亜急性硬化性全脳炎(SSPE)という慢性に経過する脳炎は約10万例に1例発生します。
また麻しん(はしか)にかかった人10,000人に1人の割合で死亡します。 わが国では現在でも年間約50名の子がはしかで命を落としています。
予防接種では、これらの重い合併症はほとんどみられません。
ぜひ予防注射を受けましょう。

★麻しん(はしか)ワクチン[弱毒性ワクチン]は
 1歳から2歳の間にかかる子が多くなっています。
1歳になったら半年以内に受けるように努めましょう。 遅くなった場合でも保育園、幼稚園などの集団生活に入るまでには、必ず受けておきましょう。
1歳前に保育園に入園させる場合には、10か月頃に麻しん(はしか)ワクチンを任意で受けることをおすすめします。
その場合お母さんからの免疫の影響でつきが悪い子もありますので、定期接種と同じときに、もう一度受けなおしてください。

 ガンマグロブリンの注射を受けたことのある人は3か月から6か月たってから麻しんの予防接種を受けて下さい。
ガンマグロブリンは、血液製剤の一種でA型肝炎等の感染症の予防目的や重症の感染症の治療目的などで注射することがあります。

 このワクチンは弱毒生ワクチンですからウイルスは増えるため、接種して1週間後から発熱や発しんなど、軽い麻しん(はしか)に似た症状が約20%の人に出ます。 通常は1〜2日で消失します。
まれに熱性けいれんが起こります。
また、ごくまれ(100万人に1人程度)に脳炎の発生も報告されています。

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